毎年春と秋に、八尾北高校の構内では、イソヒヨドリの美しい鳴き声を聞いたり、青色のきれいな姿を見たりすることがあります。今朝もその鳴き声を聞いて、あたりを見回したのですが、その姿を写真に収めることはできませんでした。下の写真は、「聞こえたあたり」を写したものです。写ってなくてすみません。
さて、高校の学習指導要領には、理科における資質・能力の例の一つに、「主体的に自然事象と関わり、それらを科学的に探究しようとする態度」と記されています。イソヒヨドリの鳴き声はなぜ美しいのか。もともと海にいた鳥のはずなのに、近年どうして市街地でも見かけるのか。そういう疑問を持つとことから、能力は育まれます。でも、最近の都市部といえば、ミノムシが激減し、カタツムリの姿も見なくなり、だんだん寂しくなっていますね。身近な自然現象に関わる機会が減りつつあるのは残念ですが、それでも、あたりを少し観察すれば、たくさんの自然現象に出会うことができます。
今週から6限までの授業が始まりました。生徒の皆さんにとって、教養の秋となることを願っています。
校長より