教育課程の基本方針

教育課程編成の基本方針

  1. “ともに生きる”を学びの柱として、多様な生徒が互いに尊重しあい支えあえる、深い人権感覚を磨き、それぞれの豊かな自己実現を目指す教育内容を創造する。
  2. 自己を見つめ、自己の生き方を選択・決定していく姿勢や態度の育成を重視し、自主性と社会性を持った生徒を育てるため、ガイダンス機能の充実に努める。
  3. 学ぶ手ごたえを感じ、主体的・能動的に学習できるように、多様な生徒の学びを支援する体制を整える。
  4. 日常的な地域連携を大切にし、地域のパートナーとして、活力ある町づくり・人づくりをすすめるとともに、地域とともに学び、社会へ発信できる学校をめざして、様々な取り組みを行う。
  5. 単位制による教育課程を編成し、前期・後期の二学期制を導入する。
  6. 生徒の興味・関心、進路希望に応えるため、5つの総合選択科目群(系列)を設置する。
  7. 生徒の意欲、興味、関心を高めるため、総合選択科目及び自由選択科目を設置する。
  8. 生徒の自主的で主体的な学習をすすめる「学校設定教科」、「学校設定科目」を設ける。
  9. 近隣の総合学科高校との連携をはじめ、地域のハブ高校として、授業や施設・設備を開放し他の高校との連携を積極的にすすめ、特色ある教育活動を実施する。
  10. 地域の保育所・幼稚園・小学校・介護施設等との交流を日常的な授業の中に取り入れ、積極的に他者と関わることのできる姿勢を養う。
  11. 地域に開かれた学校として、ホームページ作成など授業で得た知識や技術を実践し、地域の企業などとの連携を図るとともに、施設・設備を活用し、公開講座の開催など地域社会に貢献する。また、地域の「すこやかネット」を中心にした教育コミュニティづくりを推進する。
  12. 中国帰国生徒及び外国人生徒受け入れに伴い、当該生徒の学校生活や進路保障などへの支援体制を充実させる。
  13. モンゴル国ウランバートル第23番学校からの留学生の受け入れ及び派遣を実施する。また、テーマを設定し、オセアニアや欧米へのスタディツアーなどの交流を通して、異文化を直接体験する機会をできるだけ多く提供し、国際理解教育を推進する。

教育課程編成の工夫

  1. 1年次では、学ぶことのモティベーションを高めるためのガイダンスを行うとともに、基礎・基本となる共通履修科目を中心に開設し、学習意欲の喚起と基礎学力の充実を図る。
  2. 2年次および3年次においては、単位制の趣旨を生かし、学年の枠を越えた科目選択が可能となるよう弾力的な教育課程を編成する。その際、学習の系統性について十分に配慮するとともに、時間割に空きができないようにする。
  3. 一部の科目について半期の単位認定の導入を検討し、多様な履修形態が可能となるよう教育課程を工夫する。
  4. 個々の生徒に対応した基礎学力の充実を図るため、少人数授業や習熟度別に設けた科目を選択できるよう配慮する。特に1年次には、習熟度別授業展開の充実に努める。
  5. 1年次の「社会への扉(産業社会と人間)」に続き、2年次および3年次に「社会への扉(総合的な学習の時間)」を実施し、人間関係能力を高め、社会とのつながりの中で自己の生き方を考え行動できる姿勢や能力の育成を行う。
  6. 実習や体験的な学習を積極的に実施し、主体的な学習方法が習得できるよう授業内容を工夫する。また、時代の変化に対応して就労意識や職業意識を育む新しい進路指導(キャリアカウンセリング)のあり方を検討するとともに、「出会い、感じ、発見する」(facing,feeling,finding)をキーワードに、Fワーク(就業体験)や「プロに聞く」交流会等のユニークな取り組みを行う。
  7. コンピュータやインターネット等の活用機会の充実に努め、生徒全員の基礎的な教養として、情報化社会に対応できる態度や技能の育成をはかる。
  8. 生徒が自学自習できる環境を整え、自ら課題を発見し、必要な情報の収集・整理を通して課題を解決していく、主体的な学びの姿勢を支援し育成する。
  9. 学校生活に適応しにくい生徒や自己肯定感に乏しい生徒に対し、意義ある高校生活を送ることが出来るよう居場所づくりや教育相談機能の充実に努める。
  10. 漢字、ワープロ、情報処理、数学、英語、秘書等さまざまな検定にチャレンジすることを奨励・支援し、その成果について単位認定する。
  11. 近隣の保育所・幼稚園・小学校・中学校・養護学校・大学などの教育機関や自立支援作業所などとの連携に努めるとともに、学校支援人材バンクを積極的に活用し、「社会への扉(産業社会と人間・総合的な学習の時間)」等の授業内容の充実を図る。
  12. 大学や他の高校との連携による学習や、ボランティアなどの活動による成果についても、単位認定できるよう工夫する。
  13. ホームルーム活動、生徒会活動、クラブ活動、地域との交流等を通して、生徒の自主的・創造的な活動がより一層活発化するよう配慮する。
  • 総合学科では、専門的な内容を持つ科目や八尾北高校の独自の科目を、「総合選択科目」と呼びます。
  • これら多数の総合選択科目は、「国語」とか「理科」というような分け方ではなく、その科目の内容や目的によって「系列」というグループに分けられています。
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