授業風景(10月④)

24日は1年生の家庭基礎の調理実習を見学しました。HR教室には前日から、爪を切っておくことなど、実習のための注意が掲示されていました。この日のメニューは豚丼、味噌汁、わらびもちでした。最初に先生からの説明を聞いて、いざ調理開始。調理器具の扱いは、普段から慣れている人、今後の伸びしろが十分にある人、さまざまでしたが、皆チームワークよく動いて、だんだん食材が料理へと変身していきました。調理室にいい匂いが漂ってきたところで、私の見学時間は終わりましたが、きっと皆は完成した料理に満足したことでしょう。

家庭基礎は、一言でいえば、自立と健康のため、生活を向上させる能力を養うことが目的であり、とても重要な科目です。また、家庭科は、非常に応用的な教科であると個人的に思っています。たとえば、調味料に含まれる塩の性質を学ぶ教科が理科であり、塩分濃度や摂取量など、数的に捉える力を養う教科が数学です。今日の調理実習は、そういった多くの教科の学習を土台としています。ただし、実習中は、生徒の皆さんはそういうことを考えず、調理器具の手ざわりや、調理の音、自分で作った料理の色やにおいを含め、五感でとらえたことを、覚えていてほしいと思います。

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